板金塗装YKB

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稲沢市より入庫のギャランフォルティスです。
このお客様も他のお客様同様にご自分の車に大変思い入れがある方でした。
これからも永く付き合っていきたいと全塗装のご依頼をいただきました。ドアの裏やセンターピラーなどの車両内側は塗装せず、外板のみの全塗装となります。
実際に内側は日焼けもなく驚くほどキレイで外側だけの塗装でも充分なおクルマでした。今まで大切にされていたのが分かります。

でも外側の状態はというと、雨で濡れているので綺麗に見えますが…

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かなり可哀想なことになってますね、人間の日焼けした後の皮膚みたい。
ボンネットやルーフ・ドア上部などのアッパー面を中心にクリア層(長年の劣化でかなり薄くなっていました)がペロペロと剥げて色がむき出しになっています。
剥げていない箇所も全体的に色が飛んでツヤも引いています。
このギャラン青空駐車とのことなので、紫外線や太陽の熱による経年劣化ですね。
1日中太陽光が当たり続ける環境では劣化も急速に進みます。それほどに太陽の紫外線によるダメージは大きいものです。
初めは小さな白いポツポツが出てきてなんだろう?って思ってると、それがあっという間に加速度的に広がっていきます。
あれっ?自分の車もそうなのかなぁ?と感じたら是非見せてくださいね。

ちなみに色あせは太陽の光(紫外線)の吸収の度合いで差が出るんです。赤系の色は太陽の光(紫外線)を多く吸収するので劣化しやすい色と言えます。色がかすんで劣化状態の車に赤やピンクが多いのはそのためです。
それに対して白系や明るい青系は紫外線を吸収しにくいのでキレイな状態が長持ちします。

屋根付き駐車場での保管が望ましいのですが、こうなる事前に紫外線を防止するコーティングやこまめな洗車などのお手入れでも良い状態を維持できます。

さて、ピカピカに復活させますよー!

劣化している箇所を全て研ぎ落します。表面が過度に凸凹にならないように研ぎ方にも気をつけます。
神経と時間を使います 笑
研ぎ進めていくと外からは分からなかった浮き初めの部分が思いのほか広がっています。(うすうすは想像してましたが 泣)
なので範囲はどんどん広がっていきます。

出来るだけ鋼板を露出させずに少しずつ研磨していきます。


ルーフライニングを外してアンテナを外した後にルーフも研磨します。


研ぎ終わったらサフェーサーを塗装して綺麗な下地を作ります。
一旦丈夫なバリアーの膜を作る様なイメージです。

ガラスを外した方が仕上がりが良くなるのですがこの車の場合、リヤガラスにモールが付かないタイプで周りに隙間がある為脱着しなくて済みました。


熱をしっかりかけて乾燥させたら、サフェーサーを研いで塗装の作業に入ります。
フロントウィンドウは少しでも室内を汚さない様に、全ての下地作業が終わった後に外しました。

マスキング作業をする前に洗車をして水気を完全に切ってから、ブース内にて塗らない部分をマスキングしアッパー面のボンネットとルーフパネルを塗装します。


この時点で光の反射を見てパネルに歪みがないか最終確認します。

乾燥後、後日に両側面の塗装です。

2回(場合によっては3回)に塗装作業を分ける理由はいろいろありますが、一度に塗る範囲をなるべく少なくすることで細かな部分にも気を使って集中出来るからです。その分手間も時間もかかりますが。


サフェーサーが入っていない部分も色はかけていきます。

ボディの塗装は完了です!まだ磨き前ですが見違えるようになりました。

なんだか自分の車のようにうれしくなってしまいました。

塗装肌も元々の質感に合わせてあります。


日焼けで褪せていた色も鮮やかなオレンジに蘇りました。

最後にパーツ類の塗装です。


前後バンパーやゲートに付くスポイラーも塗装します。


ミラーカバーやドアハンドルも塗装します。


サイドスポイラー


ゲートに付くガーニッシュ

これにて塗装作業は全て完了です。
ここから組付けと磨き作業で車を仕上げます。

フロントバンパー


リヤバンパー


ゲートに付くスポイラー


ミラーカバーとドアハンドル

充分ツヤツヤですが磨き作業でブツの除去や肌調整を行い、さらに綺麗にしていきます。


ルーフの磨き作業は体勢的に大変ですので先に仕上げました。
腰へのダメージが、、、(笑)

良い感じです!引き続き側面も磨いていきます。


一段階目の磨きが終わったところです。うねうねとした光の反射が出ていますよね。このオーロラみたいに見えるのはコンパウンドを使った磨き作業で付いた細かなキズです。
この細かなキズを更に細かなキズで消す作業をあと2段階繰り返します。(コンパウンドとポリッシャーを変えていきます)

完成です!

写真撮り忘れてしまいましたがヘッドランプは外して磨いた後に紫外線防止用のヘッドランプ専用プロテクションフィルムを貼ってありますので耐久性はバッチリです。
エンブレムやワイパーアーム・ベルトモールも新品に交換したのでまさに新車の時にタイムスリップしたみたい!


フロントウィンドウの周りによくこびりついてる水垢も、せっかくなので薬品を使ってコシコシしてキレイにしました。

珍しい車と色なのでどこかで見かけたら、「もしかしてこの車!」って近くで観てください。笑   そのくらい綺麗ですよ。

お預かりしたときは全然でしたがでしたが今では色名の通り、まさにパッションを感じます。
全塗装でこんなに変わるんですよ!!

新車のようで納車前の洗車にかなり神経使いました 笑
日が当たると本来の綺麗なオレンジに蘇りました。
クリアもしっかりとかけてあり、新車時の塗膜より厚くなっているので、簡単にはハゲハゲにならないはずです。もちろんお手入れはされたほうが良いですが。
時間もかかりましたが、新車当時を知っているお客様にもとても喜んでいただたのが私達も嬉しいです!

大切にしてねぇ~!


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