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ポルシェ993全塗装 2016年5月開始

名古屋市在住のオーナー様のポルシェ993.
以前からゴールデンウィーク明けにお預かりするというお約束でやってきましたポルシェ993。もともときれいなポルシェでしたがやはり古い車なので所どころ塗り直しの形跡がありました。オーナー様はこのポルシェ993に大変な思い入れのある方で、私もそのクルマ愛に押されてこの仕事をお引き受け致しました。

長く厳しい旅(笑)の始まりです。

他にお預かりしている事故修理のお車も有りますので最低でも半年はかかりますとお伝えはしていましたが、まさかこの後一年にも及ぶとは…

車の状態をよく確認しながら、まずは分解作業です。
外せるところはなるべくバラバラにしていきます。

この993は大きな修理などは行われておらずボディーラインもオリジナルを保っています。

最初にチェックを怠ると出来上がりが嘘っぽいクルマになってなってしまいます。

993を正面から見るとこんな感じですね。964までは一貫して同じデザインでしたが993からヘッドライトのデザインが変化していきます

964から始まった可動式のリアウィング。隙間があるのはご愛嬌ということで。

可動式のウィングは分解がかなり厄介です。初めて分解したときは本当に組み付けられるか心配になるほどでした。もちろん今では全く問題ありません。

ポルシェに乗られている方が、ポルシェを触ったことのない工場に出したがらない理由はこんなところにあるのでしょう。

無事、ウィングが外れました。

もちろん最後にすべて元に戻さないといけないわけで後のことを考えて分解していかないといけません。ネジ1本どこに使われているのかわかるように分けておきます。

下はフロントガラス、リアガラス、左右ドア、フロントフード、エンジンフードが外れた状態です。
普通ではちょっと見慣れない状態ですね。

この部品を外すともっと仕上りが良くなるんじゃないかと作業を進めると分解する箇所がどんどん増えてしまいました。

この位までばらばらになると、『もう後戻りは出来ないなぁー』とやっと踏ん切りが付きます。

実際には画像以上にきれいなポルシェ993ではありますが、飛び石やちょっとしたキズ・凹みはやはりしょうがないですね。
もちろん、それらもきれいに補修して塗装にかかる前の準備をします。

YKBではどの作業にも十分に時間をかけますので僅かな異常の発見にもつながりその時の最良の選択ができます。結果クレームを減らす事にも繋がります。

文章にすると余りにすんなり進んだように見えますが沢山の細かなトラブルとの戦いです。

どの作業も妥協はできません。

ポルシェなどのドイツ車は亜鉛メッキ層が厚く、日本車と同じように作業をすると後々の不具合につながりますので本当に手は抜けません。

困難な旅はまだまだ続く…


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